専門学校の募集広報がむずかしいのは、資料請求から入学まで、半年から1年以上かかるからです。
高校2年の夏に資料請求した生徒が、実際に出願するのは高校3年の秋。その間の1年以上、こちらから何も届かなければ、生徒は当然のように他校へ流れます。しかも進路を決めるのは生徒だけではなく、保護者と高校の先生も判断に関わる。関係者が3者いる長期戦です。
そして現場では、こんなことが起きています。
- 資料請求リストにDMを送っているが、届いているのかどうかも分からない
- オープンキャンパス(OC)の申込はあるのに、当日の欠席が3〜4割ある
- OCに来た生徒の満足度は高いのに、その後の接点がなく出願に至らない
- 出願期限の直前に「間に合いますか」という電話が集中する
- 保護者からの質問(学費、奨学金、就職率、寮)に個別に電話対応している
この記事では、専門学校がLINE公式アカウントで資料請求後のフォローからOC予約、出願までを仕組み化し、取りこぼしを減らして歩留まりを上げる方法を紹介します。
専門学校の募集広報がつまずきやすいこと
- 資料請求から出願までの検討期間が長すぎて、途中で関係が切れる
- 郵送DMのコストが高いわりに、開封されたかどうか測れない
- OCの予約はあるが当日来ない(無断キャンセルが読めず、準備が無駄になる)
- OC参加後のフォローが担当者の手作業で、忙しい時期ほど抜ける
- 高校1年生・2年生・3年生・社会人・再進学と、検討段階がバラバラな人に同じ案内を送っている
- 保護者向けの情報(学費・奨学金・就職実績)を届ける手段がない
- 出願書類の不備で差し戻しが発生し、期限ぎりぎりの対応に追われる
- 入学決定から入学式までの数か月に接点がなく、入学辞退が出る
なぜ専門学校にLINEが向いているのか
- 対象がほぼ高校生と20代の社会人。日常の連絡手段がLINEで、メールも郵送も開かれにくい
- 検討期間が長いほど、自動でコツコツ接点を持てるステップ配信の価値が大きくなる
- OCという**「日時を決めるイベント」が募集活動の中心**なので、24時間予約とリマインダが直接効く
- 高校生は電話をかけたがらない。質問のハードルを下げるだけで問い合わせ数が増える
- 学年・希望学科・検討度合いで送る内容をきれいに分けられる(タグ配信と相性がいい)
- 保護者にも別枠で友だちになってもらえば、学費・奨学金の話を保護者に直接届けられる
- どの案内をクリックしたかが分かるので、関心の高い生徒を見つけて個別対応できる
エルたすでできること(専門学校の使い方)
エルたすを使うと、募集広報の一連の流れを次のように自動化できます。
| やりたいこと | エルたすの機能 | 使い方 |
|---|---|---|
| OCの予約を24時間受けたい | 予約管理 | 開催日・学科別の体験枠を24時間受付。生徒はログイン不要 |
| 当日の欠席を減らしたい | 予約リマインダ | 前日・当日朝に、集合場所・持ち物・アクセスつきで自動お知らせ |
| 資料請求後に接点を持ちたい | ステップ配信 | 請求直後〜出願期まで、学科紹介・在校生の1日・就職実績を段階的に自動配信 |
| よくある質問に答えたい | 自動応答 | 「学費」「奨学金」「寮」「就職率」「AO入試の日程」「駐車場」に24時間自動返信 |
| 個別の質問を受けたい | 個別トーク | 電話が苦手な高校生でも、チャットなら聞ける |
| 学年・学科で案内を変えたい | タグ・セグメント配信 | 高1/高2/高3/既卒/社会人、希望学科、保護者で出し分け |
| 保護者にも届けたい | タグ・セグメント配信 | 保護者タグに、学費・奨学金・就職・保護者説明会の案内を送る |
| 出願期限を知らせたい | メッセージ配信・ステップ配信 | AO・推薦・一般の各出願期間の開始と締切前に自動でお知らせ |
| 出願前の情報を集めたい | フォーム | エントリー内容・希望学科・見学希望日を受け取り、書類不備を事前に減らす |
| メニューを常設したい | リッチメニュー | OC予約・学科紹介・学費と奨学金・出願方法・アクセス・質問を常時表示 |
| 入学までのフォローをしたい | ステップ配信 | 合格から入学式までの数か月、準備物・課題・在校生の声を自動配信 |
| 何が関心を持たれたか知りたい | 分析 | 配信のクリック数・流入経路を計測して、次の広報企画に反映 |
| 文章を書く時間がない | AIビルダー | 学科別の案内文やOC告知文の下書きをAIが自動生成 |
OCの「当日欠席」は、リマインダだけで大きく変わる
専門学校の広報でいちばん痛いのが、予約はあるのに来ないという状態です。会場も、在校生スタッフも、体験授業の材料も準備済みだからです。
欠席の多くは「行きたくなくなった」のではなく、単純に忘れている・予定がかぶった・行き方が分からないが理由です。だから、次の3通で改善します。
- 予約直後:「ご予約ありがとうございます。◯月◯日◯時、◯◯校舎です」+地図リンク
- 前日:持ち物・服装(私服でOK/制服でもOK)・所要時間・保護者同伴の可否
- 当日朝:集合場所と受付の目印、遅刻しそうなときの連絡先
さらに、行けなくなった人が気軽に変更できる導線を置いておくのが重要です。「キャンセルの連絡がしにくいから黙って行かない」を防げますし、変更してもらえれば次の回で会えます。
具体的な活用シナリオ
① 資料請求 → オープンキャンパス(検討初期)
| タイミング | 送る内容 | ねらい |
|---|---|---|
| 友だち追加直後 | あいさつ+学校紹介1分動画+OCの直近日程 | 最初の1通で「どんな学校か」を伝える |
| 3日後 | 学科紹介(希望学科タグに合わせて出し分け) | 具体的な学びのイメージを持ってもらう |
| 1週間後 | 在校生の1日/卒業生の進路インタビュー | 「自分が通う姿」を想像してもらう |
| 2週間後 | 学費と奨学金の考え方(保護者にも読んでほしい号) | 家庭内の一番の障害を先に解く |
| 3週間後 | OCの体験メニュー紹介+予約リンク | 来校のきっかけをつくる |
| 1か月後 | 就職実績・資格取得の実績 | 出口の不安に答える |
② オープンキャンパス参加後(検討中期)
| タイミング | 送る内容 | ねらい |
|---|---|---|
| 当日夜 | 参加のお礼+当日の写真+アンケート | 熱が高いうちに感想を回収する |
| 3日後 | 当日いちばん質問が多かったことへの回答 | 疑問を残さない |
| 2週間後 | 別の体験メニュー・学科の紹介(2回目のOC案内) | 複数回参加した生徒ほど出願率が上がる |
| 1か月後 | 入試方式の違い(AO・推薦・一般)をわかりやすく整理 | 進路選択の判断材料を渡す |
| 出願2か月前 | AOエントリーの開始日と流れ | 早期出願を促す |
| 出願期直前 | 締切日と必要書類のチェックリスト | 書類不備と駆け込み電話を減らす |
③ 合格 → 入学(辞退を防ぐ期間)
合格を出してから入学式まで、専門学校では数か月あきます。この期間の連絡が途切れると、他校の合格や就職への進路変更で辞退が出ます。
| タイミング | 送る内容 |
|---|---|
| 合格通知後すぐ | おめでとうメッセージ+今後のスケジュール |
| 2週間後 | 入学までの準備物・提出書類のご案内 |
| 1か月後 | 入学前課題・推薦図書・在校生からのメッセージ |
| 入学式1か月前 | 入学式の日程・持ち物・当日の流れ |
| 入学式1週間前 | 最終案内+質問の受付 |
「入学を待っている」ことが伝わり続けるだけで、辞退の理由がひとつ減ります。
タグの付け方の例
専門学校は**「学年(=いつ出願するか)」と「希望学科」と「立場」**の3軸でタグを持つと、配信の精度が一気に上がります。
| タグ | 配信するとき |
|---|---|
| 高1 / 高2 | 学校選びの考え方、OCの案内(出願の話はまだしない) |
| 高3 | 出願日程、入試方式、締切のお知らせ |
| 既卒 / 社会人 / 再進学 | 学び直しの事例、夜間・土日の説明会、給付金制度の案内 |
| 希望学科(学科ごと) | 学科別の体験メニュー、その分野の就職実績 |
| 保護者 | 学費・奨学金・就職・保護者説明会 |
| 資料請求のみ | OCへの初回来校を促す案内 |
| OC参加1回 | 2回目のOC、別の体験メニューの案内 |
| OC参加2回以上 | 個別相談、入試説明、出願の具体的な案内 |
| 個別相談済み | 出願書類の準備、締切のリマインド |
| 出願済み | 入試当日の案内、合格後の流れ |
| 入学予定 | 入学までの準備、課題、入学式の案内 |
| 県外 | 寮・一人暮らし・交通費補助の案内 |
「OC参加2回以上」タグは重要です。複数回来ている生徒は、出願に最も近い層です。ここには一斉配信ではなく、個別トークで担当者から声をかけるほうが効きます。
表現で気をつけること
学校広報は、生徒と保護者の人生の選択に関わる情報です。事実と根拠を外さないでください。
- 就職率・資格合格率は、算出根拠(分母・対象年度)を必ず添える。「就職率100%」だけの表示は誤解を招きます
- 「必ず就職できます」「絶対に資格が取れます」など、結果を保証する表現は使わない
- 学費は、入学金・授業料・実習費・教材費・諸費用を含む総額と、初年度納入金が分かるように示す
- 奨学金・教育ローン・給付金の説明は、制度の主体(日本学生支援機構、自治体、厚生労働省など)と申請条件を正確に書く。制度は年度で変わるため、確認日を添えるか公式サイトへリンクする
- 定員・募集人員・出願期間は公表内容と必ず一致させる
- 未成年が対象なので、契約や納入に関する案内は保護者に届く形にする
- 在校生・卒業生の写真や体験談を使うときは、本人の許可を取る
- 他校との比較で、根拠なく他校を下げる表現は書かない
まとめ
専門学校の募集で取りこぼしが起きるのは、生徒の興味が薄いからではありません。検討期間が長すぎて、こちらの接点のほうが先に切れてしまうからです。
資料請求してくれた生徒に、半年間コツコツ情報を届ける。OCの前日にリマインドを送る。参加した生徒に、その日の夜にお礼を送る。合格から入学までの数か月、待っていることを伝え続ける。やることは決まっていて、変わらない。だからこそ自動化する価値があります。
エルたすは、24時間予約・予約リマインダ・ステップ配信・タグ配信・フォーム・分析をまとめて使えるLINE運用ツールです。月額6,980円(税抜)から、初期費用は0円。生徒や保護者はログイン不要でOCを予約できるので、「アプリを入れてください」とお願いする必要がありません。有料プランは14日間無料で試せて、フリープランはカード登録も不要です。学科別の案内文やOC告知文は、AIが下書きを用意します。
まずはOCの24時間予約と前日リマインダ、資料請求後の6通のステップ配信、そして保護者タグへの学費・奨学金の案内。この3つを整えるだけで、当日の欠席が減り、1年後の出願に名前が残ります。