予備校の運営は、**「教える時間より、連絡している時間のほうが長い」**と感じることがあるほど、事務連絡が多い仕事です。説明会の予約、体験授業の日程調整、模試の申込、季節講習の案内、欠席の確認、保護者からの問い合わせ——授業の合間に電話が鳴り続け、面談の準備は夜中にずれ込みます。
しかも受験生は電話に出ませんし、保護者はメールを見ません。プリントは鞄の底で折れたままです。伝えたはずのことが伝わっていない、という事故が毎年起こります。
この記事では、大学受験予備校がLINE公式アカウントで問い合わせから入校・合格後までの連絡を仕組み化し、講師が指導に集中できる状態をつくる方法を紹介します。
予備校がつまずきやすいこと
- 説明会・体験授業の予約が電話とWebに分散し、枠の管理が煩雑
- 資料請求だけで終わってしまい、その後の追客ができていない
- 模試や講習の申込書がプリント配布で、締切までに戻ってこない
- 生徒本人には伝わったが、保護者に届いていない(またはその逆)
- 欠席の連絡が電話で、授業中に取れず折り返しの手間が発生する
- 季節講習の案内が全員一律で、学年や志望校に合っていない
- 検討期間が長く、中3の秋に問い合わせた人が高1で入るようなケースを追えていない
- 合格実績は出ているのに、紹介や口コミにつながっていない
なぜ予備校にLINEが向いているのか
- 高校生も保護者も、日常的に一番見ているのがLINE。プリントもメールも敵わない
- 生徒アカウントと保護者アカウントを別々に登録してもらえるので、伝える相手を選べる
- 学年・志望校・受講科目でタグを分ければ、必要な人にだけ案内できる
- 「説明会に行く」は心理的ハードルが高い。LINEで質問だけできる入り口があると母数が増える
- 検討期間が長い業種ほど、低コストで接点を保てる手段の価値が大きい
- 締切のある申込(模試・講習・出願)が多く、リマインドの効果が出やすい
エルたすでできること(予備校の使い方)
エルたすを使うと、問い合わせから合格後まで、次のように自動化できます。
| やりたいこと | エルたすの機能 | 使い方 |
|---|---|---|
| 説明会・体験授業を予約してほしい | 予約管理 | 説明会・体験授業・個別面談の枠を24時間受付。生徒も保護者もログイン不要 |
| 当日の欠席を減らしたい | 予約リマインダ | 前日・当日に自動でお知らせ。持ち物と教室の場所も添える |
| よくある質問に答えたい | 自動応答 | 「料金」「授業時間」「自習室の使用時間」「対象学年」に24時間自動返信 |
| 資料請求後に追いかけたい | ステップ配信 | 学習の進め方、合格までのスケジュールを押しつけずに届け続ける |
| 学年ごとに案内を変えたい | タグ・セグメント配信 | 高1・高2・高3・既卒、文系理系、志望校群で出し分け |
| 模試・講習の申込を集めたい | フォーム・配信 | LINEで申込を受け付け、締切前に自動でリマインド |
| 保護者に確実に届けたい | タグ・配信 | 「保護者」タグへ、費用や面談の案内を直接届ける |
| 欠席連絡を受けたい | 個別トーク・フォーム | 電話に出られない時間でも、記録が残る形で受け取れる |
| 面談の日程を調整したい | 予約管理 | 三者面談の枠を提示し、保護者に選んでもらう |
| 導線を分かりやすくしたい | リッチメニュー | 体験授業の予約・時間割・料金・お問い合わせを常設 |
| 合格後に紹介してほしい | 配信・クーポン | 合格者と保護者へ、紹介制度と後輩へのメッセージ募集を案内 |
| どの案内が効いたか知りたい | 分析 | 配信のクリック数・流入経路を計測して次の企画に反映 |
| 文章を書く時間がない | AIビルダー | 講習告知や保護者向けお知らせの下書きをAIが自動生成 |
生徒と保護者を「別々のタグ」で持つ
予備校の連絡でいちばん事故が起きるのは、「誰に伝えるか」を分けていないことです。
- 費用・請求・面談の案内は保護者へ
- 時間割の変更・課題・自習室の空き状況は生徒へ
- 模試の結果や進路の話は両方へ
これを1つのアカウントに一斉配信していると、生徒には興味のない請求の話が届き、保護者には教室の細かい連絡が届きます。どちらも読まなくなります。
友だち追加のときに「生徒の方」「保護者の方」を選んでもらってタグを付けるだけで、その後の全配信の精度が変わります。同じ家庭で2アカウント登録されるのは、むしろ正しい状態です。
「締切のある申込」はリマインドで回収する
模試、夏期講習、冬期講習、共通テストの出願——予備校の年間スケジュールは締切だらけです。プリントを配って「来週までに出してね」と言っても、戻ってくるのは半分です。
エルたすなら、締切から逆算した配信を先に予約しておけます。
- 募集開始日:内容と申込方法のご案内
- 締切1週間前:「まだの方へ」の案内(未提出タグへのみ)
- 締切前日:最終のお知らせ
事務が電話をかけ直す時間がまるごと消え、申込率そのものが上がります。
具体的な活用シナリオ(問い合わせ〜合格後まで)
予備校のLINEは、「入るまで」と「入ってから」と「卒業後」の3つを設計します。
| タイミング | 送る内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 友だち追加直後 | ご挨拶+コース案内+体験授業の日程+よくある質問 | 何ができる予備校か1分で伝える |
| 資料請求・問い合わせ当日 | 受付のご連絡+体験授業のご案内 | 熱があるうちに次の一歩を出す |
| 体験授業の前日・当日 | 教室の場所・持ち物・所要時間・担当講師名 | 当日の不安をなくす |
| 体験授業の翌日 | ご参加のお礼+当日の様子のフィードバック | 保護者の納得材料をつくる |
| 3日後 | 学習の進め方(学年別のスケジュール例) | 「今から始める意味」を具体化する |
| 1週間後 | 合格者の学習記録・伸び方の事例 | 自分ごと化してもらう |
| 2週間後 | 費用と受講プランの考え方 | 保護者の判断材料を整える |
| 以降・月1回 | 模試日程、講習案内、入試情報 | 検討が再燃した瞬間の第一想起を取る |
| 入校後・毎週 | 時間割の連絡、課題、自習室の案内 | 通う習慣を支える |
| 欠席時 | 振替のご案内、当日の授業内容 | 離脱の芽を早く摘む |
| 模試の前後 | 持ち物・時間・結果の見方 | 受験行動を止めない |
| 三者面談の前 | 日程調整、当日話す内容の予告 | 面談の質を上げる |
| 出願期の直前 | 出願スケジュール、書類の締切 | 事務的な取りこぼしを防ぐ |
| 合格発表後 | お祝い+合格体験の募集+ご紹介のお願い | 口コミと紹介につなげる |
「体験授業の翌日」が最大の分岐点
体験授業に来てくれた時点で、その生徒と保護者はかなり本気です。それでも入校に至らないのは、多くの場合翌日から何も届かないからです。
翌日に送るべきは、営業ではなく観察の共有です。
- 「英語長文の設問処理は速いので、単語量を足せば伸びます」
- 「数学は解法を思い出す時間が長いので、演習量の設計を変えると変わります」
その日の様子を一言でも返すと、保護者は「ちゃんと見てくれている」と感じます。指導の中身を見せることが、そのまま最強の営業になります。
タグの付け方の例
予備校は属性が多いぶん、タグを最初に設計しておくと後がずっと楽になります。
| タグ | 配信するとき |
|---|---|
| 生徒本人 | 時間割、課題、自習室、模試の実務連絡 |
| 保護者 | 費用、面談、進路説明会、教室からのお知らせ |
| 高1 / 高2 / 高3 / 既卒 | 学年別の学習計画、講習案内 |
| 文系 / 理系 | 科目別の講座案内、対策情報 |
| 志望校群(国公立・難関私大 など) | 入試日程、傾向、対策講座の案内 |
| 体験授業参加済み・未入校 | 入校のご案内、合格事例、費用の説明 |
| 資料請求のみ | 基礎的な学習情報、説明会の告知 |
| 検討中断・保留 | 学年が上がるタイミングで再接触 |
| 在籍中 | 通常の運営連絡すべて |
| 卒業生・合格者 | 紹介のお願い、合格体験の募集、後輩への応援メッセージ |
「体験授業参加済み・未入校」タグは特に大事です。この層は最も入校に近く、最も放置されがちです。
表現で気をつけること
学習塾・予備校の広告は、景品表示法と業界の自主基準の対象です。次の点は必ず守ってください。
- 合格実績は、集計の対象・期間・人数の数え方(延べ人数か実人数か)を明記する
- 講習のみの受講者を在籍者に含める場合は、その旨を分かるように書く
- 「必ず成績が上がります」「絶対に合格します」など、結果を保証する表現は使わない
- 料金は、入会金・教材費・季節講習費・模試代を含めた年間の目安が分かるように示す
- 「今週申込で入会金無料」といった限定表示は、本当にその期間だけの条件であること
- 生徒の氏名・写真・合格校を掲載するときは、本人と保護者の同意を得る
- 未成年の個人情報を扱うため、取得目的と管理方法を明示する
保護者は数字より誠実さを見ています。前提を隠さずに書くほど、信頼は増えます。
まとめ
予備校の連絡業務は、減らせないものだと思われがちです。しかし実際には、繰り返しているものの大半は自動化できます。予約受付、リマインド、締切前の再案内、学年別の情報提供——これらが自動で回れば、講師と事務の時間は面談と指導に戻ってきます。
エルたすは、24時間予約・自動応答・ステップ配信・タグ配信・分析をまとめて使えるLINE運用ツールです。月額6,980円(税抜)から、初期費用は0円。生徒も保護者もログイン不要で体験授業を予約できるので、「マイページを作ってください」とお願いする必要もありません。有料プランは14日間無料で試せて、フリープランはカード登録も不要です。講習の告知文や保護者向けのお知らせの下書きは、AIが用意します。
まずは体験授業の24時間予約と前日リマインド、生徒/保護者のタグ分け、そして体験授業翌日のフィードバック配信。この3つを整えるだけで、体験に来たまま静かに消えていた生徒が、入校の返事をくれるようになります。