ペットホテルの受付は、**「電話が鳴っているあいだも、犬は待ってくれない」**仕事です。お預かりの引き渡し中に電話が鳴り、散歩の途中に着信が入り、夜には「明日から預けられますか」という留守電が溜まっている。年末年始とお盆にはそれが何倍にもなります。
しかも聞くべきことが毎回同じです。犬種、体重、去勢の有無、ワクチンの接種状況、フードの種類、持病、お迎えの時間。同じ質問を1日に何十回も口頭で繰り返している施設は珍しくありません。
この記事では、ペットホテル・一時預かり施設がLINE公式アカウントで予約と事前確認を仕組み化し、受付の電話を減らしながら、預ける側の安心を増やす方法を紹介します。
ペットホテルがつまずきやすいこと
- 繁忙期(年末年始・GW・お盆)に予約の電話が集中し、営業中に対応しきれない
- 犬種・体重・ワクチン・フード・持病の聞き取りを毎回口頭で繰り返している
- ワクチン証明書の確認を当日にしていて、接種歴が足りず当日お断りになるトラブルが起きる
- 予約の変更・キャンセルの連絡が電話だけで、記録が残らず言った言わないになる
- 滞在中の様子を伝えたいが、その都度メールを書く時間がない
- 一度きりの利用で終わり、次の長期休みに思い出してもらえない
- 初めての飼い主さんの不安(分離不安、食べない、吠える)に毎回ゼロから説明している
- トリミングや一時預かりなど他のサービスを知られていない
なぜペットホテルにLINEが向いているのか
- 写真と動画がそのまま送れる。滞在中の様子を1枚送るだけで、飼い主さんの不安が消える
- ワクチン証明書の画像を事前に受け取れる。当日のお断りという最悪の事故を防げる
- 予約が「長期休みの前」に集中するため、時期を狙った一斉配信の効果が大きい
- 飼い主さんは自分のペットの話題に極端に反応がいい。開封率が高く、配信が嫌がられにくい
- 電話に出られない時間帯(お世話中・散歩中)でも、受付が止まらない
- 一度預けて安心した施設は使い続けられる。リピートの土台がある業種
エルたすでできること(ペットホテルの使い方)
エルたすを使うと、予約受付からお迎え後のフォローまで、次のように自動化できます。
| やりたいこと | エルたすの機能 | 使い方 |
|---|---|---|
| 予約を24時間受けたい | 予約管理 | 日付・お預かり/お迎え時間の枠を24時間受付。飼い主さんはログイン不要 |
| 事前情報を集めたい | フォーム | 犬種・体重・年齢・去勢の有無・フード・持病・かかりつけ医を事前に受け取る |
| ワクチンを事前確認したい | フォーム・トーク | 証明書の写真をLINEで送ってもらい、接種日を事前にチェック |
| 当日の持ち物を伝えたい | 予約リマインダ | 前日に持ち物リストと当日の流れを自動でお知らせ |
| よくある質問に答えたい | 自動応答 | 「料金」「対応犬種」「送迎の有無」「多頭割引」「深夜のお迎え」に24時間自動返信 |
| 滞在中の様子を伝えたい | 個別トーク | お散歩やごはんの写真を1日1回送る |
| キャンセルの連絡を受けたい | 個別トーク・フォーム | 記録が残る形で受け取り、電話の行き違いをなくす |
| 繁忙期の予約を早く埋めたい | メッセージ配信 | 年末年始・GW・お盆の1〜2か月前に予約開始を一斉告知 |
| お客さまごとに案内を変えたい | タグ・セグメント配信 | 犬/猫、小型/大型、初回/リピーター、長期利用者で出し分け |
| 再利用してほしい | ステップ配信・クーポン | お迎え後のお礼から、次の長期休みの予約案内までを自動化 |
| 他のサービスも知ってほしい | リッチメニュー | ホテル予約・トリミング・一時預かり・料金表を常設 |
| どの案内が効いたか知りたい | 分析 | 配信のクリック数・流入経路を計測して次の企画に反映 |
| 文章を書く時間がない | AIビルダー | 繁忙期の告知文やフォロー文の下書きをAIが自動生成 |
ワクチン確認を「当日」から「予約時」に移す
ペットホテルで最も避けたいのは、当日にワクチン証明書が足りず、お預かりできないことです。飼い主さんはすでに旅行の予定を組んでいます。断れば怒られ、受け入れれば他の預かり動物のリスクになります。
LINEなら、この確認を予約の段階に前倒しできます。
- 予約フォームで、混合ワクチンと狂犬病予防注射の証明書の写真を必須にする
- 有効期限(接種日から1年など、施設の基準)を予約受付の返信に明記しておく
- 期限が切れそうな場合は、「◯日までに接種が必要です」と早めに個別連絡する
当日のトラブルの大半は、事前に画像を1枚もらうだけで消えます。しかもその画像はトーク履歴に残るので、次回以降の確認も速くなります。
「1日1枚の写真」が、この業種で最も効く
飼い主さんが預けているあいだ、頭の中にあるのはひとつだけです。「うちの子、大丈夫かな」。
滞在中に写真を1枚送るだけで、この不安は消えます。凝った文章はいりません。
- 「◯◯ちゃん、朝ごはん完食しました🐾」
- 「お散歩、しっぽを振って歩いてくれました」
- 「今日はケージから出て、スタッフの膝で寝ていました」
これは業務ではなく、そのまま最強のリピート施策です。旅行先でこの写真を受け取った飼い主さんは、次の長期休みも間違いなくここに預けます。手が空いた時間に1枚撮って送る、それだけです。
具体的な活用シナリオ(予約〜お迎え後まで)
ペットホテルのLINEは、「不安を先に消す」ことに全部を寄せると機能します。
| タイミング | 送る内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 友だち追加直後 | ご挨拶+料金+対応可能な動物+よくある質問+予約方法 | 問い合わせの電話を減らす |
| 予約完了時 | ご予約内容の確認+ワクチン証明書のお願い+キャンセル規定 | 条件を先に共有して事故を防ぐ |
| 予約の1週間前 | 持ち物リスト(フード・おやつ・薬・ベッド・首輪) | 忘れ物をなくす |
| 前日 | お預かり時間・場所・当日の流れ・駐車場 | 当日のすれ違いをなくす |
| お預かり当日 | 無事にお預かりした旨のご連絡 | 出発直後の不安を消す |
| 滞在中・毎日 | ごはんの様子とお散歩の写真 | 「大丈夫かな」に毎日答える |
| お迎え前日 | お迎え時間の確認+滞在中の様子のまとめ | お迎えのすれ違いを防ぐ |
| お迎え当日 | ご利用のお礼+お家に帰ってからの過ごし方の注意 | 体調の変化に早く気づいてもらう |
| 3日後 | その後のご様子うかがい+次回のご案内 | 満足度が高いうちに接点を持つ |
| 1か月後 | 季節のケア情報(暑さ対策、ノミダニ、抜け毛) | 役に立つ情報で忘れられない |
| 長期休みの1〜2か月前 | 年末年始・GW・お盆の予約開始のお知らせ | 繁忙期の枠を早く埋める |
| 誕生日・お迎え記念日 | お祝いメッセージ+ささやかな特典 | 特別扱いされている実感をつくる |
繁忙期の告知は「2か月前」に出す
ペットホテルの売上は、年末年始・GW・お盆に大きく寄ります。そしてこの時期の枠は、早く動いた飼い主さんから埋まります。
つまり、告知が遅い施設は「満室で断る」のではなく、まだ空いているのに他所で予約されている状態になっています。
- 繁忙期の2か月前に、予約開始のお知らせを一斉配信
- 過去に同じ時期に利用した人には、**「昨年もご利用いただいた◯◯ちゃんへ」**と個別性のある案内を送る
- **1か月前に「残りわずか」**の第2報(事実として残席がある場合のみ)
配信予約を先に入れておけば、繁忙期の準備で忙しくなる前に告知が完了します。
タグの付け方の例
預かる動物の条件で対応が変わる業種なので、タグは「動物の属性」と「お客さまの状態」の2軸で持つと使いやすくなります。
| タグ | 配信するとき |
|---|---|
| 犬 / 猫 / 小動物 | 種別ごとのケア情報、対応サービスの案内 |
| 小型犬 / 中型犬 / 大型犬 | 料金・お部屋の案内、サイズ別の注意事項 |
| シニア(高齢) | 体調管理、薬の預かり、獣医連携の案内 |
| 初回利用前 | 見学のご案内、当日の流れ、持ち物の説明 |
| 利用1回のみ | 再利用のご案内、次の長期休みの告知 |
| リピーター | 優先予約のご案内、記念日のメッセージ |
| 長期利用(1週間以上) | 滞在中の報告頻度の案内、長期割引 |
| 繁忙期利用者 | 次の長期休みの予約開始を最優先で告知 |
| トリミング併用 | セット利用のご案内 |
| 持病・投薬あり | 預かり条件の確認、獣医情報の更新依頼 |
「利用1回のみ」タグを作っておくと、一度きりで終わっているお客さまが可視化されます。この層に長期休みの2か月前に案内を送るだけで、稼働率は変わります。
表現で気をつけること
動物を預かる事業は、動物愛護管理法にもとづく第一種動物取扱業の登録が必要で、広告表示にも決まりがあります。次の点は必ず守ってください。
- 登録番号・登録年月日・有効期間・事業所名・動物取扱責任者名を、案内やサイトに明示する
- 料金は、追加料金が発生する条件(時間超過、投薬、送迎、多頭)を含めて分かるように示す
- 「絶対に安全です」「ストレスは一切ありません」など、結果を保証する表現は使わない
- 体調不良時の対応(かかりつけ医への搬送、費用負担の考え方)を預かり前に書面またはLINEで明示する
- キャンセル規定は、予約完了時に必ず伝える(繁忙期のトラブルはほぼここから起きます)
- 健康や病気に関する内容を発信するときは、診断・治療にあたる表現を避け、獣医師への相談を促す
- 他のお客さまの動物が写り込んだ写真を配信に使うときは、事前に許可を得る
先に条件を出す施設のほうが、飼い主さんは安心して預けられます。
まとめ
ペットホテルの受付が忙しいのは、来客が多いからではありません。同じ確認を、毎回、口頭で繰り返しているからです。予約、ワクチン、持ち物、時間の確認——これらは全部、先に受け取っておける情報です。
エルたすは、24時間予約・自動応答・ステップ配信・タグ配信・分析をまとめて使えるLINE運用ツールです。月額6,980円(税抜)から、初期費用は0円。飼い主さんはログイン不要で予約できるので、「アプリを入れてください」とお願いする必要もありません。有料プランは14日間無料で試せて、フリープランはカード登録も不要です。繁忙期の告知文やフォロー文の下書きは、AIが用意します。
まずは24時間予約とワクチン証明書の事前受け取り、滞在中の1日1枚の写真、そして長期休みの2か月前の一斉告知。この3つを整えるだけで、鳴り止まなかった電話が減り、一度きりだったお客さまが毎年の常連に変わっていきます。