ダイビングショップの経営でいちばんもったいないのは、ライセンスを取ったきり潜らなくなる人です。Cカード講習まで熱心に通ってくれたのに、認定証を渡したあと連絡が途切れ、気づけば2年経っている。業界全体で言われる「ペーパーダイバー」問題は、そのままショップの売上機会の損失です。
さらにこの仕事は、海況と天候に左右されるという他業種にない事情があります。前日夜のうねりの予報を見て、明日のツアーを開催するか中止するかを判断し、参加者全員に連絡する。この連絡を1件ずつ電話していると、それだけで夜が終わります。
この記事では、ダイビングショップ・スクールがLINE公式アカウントを使って、体験予約・ツアー募集・海況連絡・認定後のフォローを仕組み化する方法を紹介します。
ダイビングショップがつまずきやすいこと
- 体験ダイビングの問い合わせが**「泳げなくても大丈夫ですか」「持ち物は」といった同じ質問**ばかりで、そのたびに長文を打っている
- 前日の海況判断による中止・変更の連絡を、参加者全員に個別で送っている
- ツアーの募集をインスタのストーリーに流すだけで、見逃した常連さんが参加できない
- 最少催行人数に届かず、直前になって中止せざるを得ない
- Cカードを渡したあと、次のダイビングにつながらないまま離脱していく
- ステップアップ講習(アドバンス、レスキュー)の案内が思い出したときにしか出せない
- 器材を買ってくれた人へのオーバーホール・点検の案内ができていない
- 参加同意書・病歴チェックの回収が当日の紙になり、朝の出発前がバタバタする
なぜダイビングショップにLINEが向いているのか
- 中止・変更の連絡が生命線の業種。一斉配信なら、判断した瞬間に全員へ同じ内容が届く
- 「今週末、空きが2枠出ました」といった直前の埋め合わせが効く。SNSより既存客に確実に届く
- 参加者ごとに認定ランク・経験本数・器材の所有状況が違うので、タグでの出し分けが効果を発揮する
- ライセンス取得はゴールではなく入り口。取得後の継続フォローを自動化できると、生涯価値が大きく変わる
- 海の写真・動画が主役の業種。画像で送れるLINEは投稿との相性が良い
- 20〜40代が中心の客層で、電話よりLINEのほうが確実に届く
エルたすでできること(ダイビングショップの使い方)
| やりたいこと | エルたすの機能 | 使い方 |
|---|---|---|
| 体験・講習の予約を受けたい | 予約管理 | 日程・人数・経験の有無・身長体重(器材サイズ用)をフォームで24時間受付。ログイン不要 |
| 前日の準備連絡を自動にしたい | 予約リマインダ | 前日に集合時間・持ち物・アクセス・注意事項を自動送信 |
| 中止・変更を全員に一斉に伝えたい | メッセージ配信 | 該当ツアーの参加者タグへ一斉配信。判断した瞬間に届く |
| よくある質問に24時間答えたい | 自動応答 | 「泳げない」「持ち物」「料金」「耳抜き」「集合場所」に自動返信 |
| ツアーの募集をかけたい | メッセージ配信・タグ | 認定ランク別に配信。参加できる人にだけ届く |
| ライセンス後に離脱させたくない | ステップ配信 | 認定直後から3か月・半年と、自動でファンダイブに誘う |
| ランクや経験で案内を変えたい | タグ・セグメント配信 | 「OW認定」「AOW認定」「器材所有」「ドライスーツ」などで出し分け |
| 予約と料金表を常に見せたい | リッチメニュー | 体験予約・講習一覧・ツアー日程・器材・アクセスを常設 |
| どの募集が反応したか知りたい | 分析 | 配信のクリック数を見て、告知の写真・出す時間帯を改善する |
| 募集文を書く時間がない | AIビルダー | ツアー募集文・講習案内の下書きをAIが自動生成 |
中止連絡こそ、いちばん自動化の価値がある
海況判断は、当日の朝や前日の夜に決まります。ここで参加者6人に電話をかけると、つながらない人が必ず出ます。
参加者にツアーごとのタグを付けておけば、判断した瞬間にそのタグへ一斉配信するだけで済みます。
【重要】明日9/14の柏島ツアーは、うねりの予報のため中止とさせていただきます。 振替のご案内はこちら → (振替予約フォーム) ご返金をご希望の方はこのままご返信ください。
さらに、中止と同時に振替のフォームまで出しておくのがポイントです。中止連絡が「予定が空いた」で終わらず、その場で次の予約に変わります。
体験ダイビングの問い合わせは、8割が同じ質問
体験ダイビングの問い合わせで来る質問は、ほぼ決まっています。
| 聞かれること | 自動応答で返す内容 |
|---|---|
| 泳げなくても大丈夫? | インストラクターが常に同行すること、足のつく場所から始めることを説明 |
| 何を持っていけばいい? | 水着・タオル・着替え・サンダル。レンタル込みの範囲を明記 |
| 料金はいくら? | 体験・講習それぞれの総額と、含まれるもの/別途かかるものを明記 |
| 耳抜きができるか不安 | 事前に耳抜きの方法を説明していること、当日ゆっくり練習することを説明 |
| 持病・薬があるけど参加できる? | 病歴チェックの用紙を案内し、該当がある場合は医師の診断書が必要な旨を伝えて、必ず個別対応につなぐ |
最後の1つだけは、自動で「大丈夫です」と答えてはいけない項目です。自動応答は「必要な確認をご案内する」までにとどめ、判断は必ずインストラクターが行ってください。安全に関わる部分の線引きは、はっきり決めておきます。
具体的な活用シナリオ(体験〜認定〜継続)
ダイビングショップのLINEは、**「体験で終わらせない」「認定で終わらせない」**設計が最重要です。
| タイミング | 送る内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 友だち追加直後 | ご挨拶+体験ダイビングの流れ+よくある質問+予約の入り口 | 不安を先に消して予約に進んでもらう |
| 予約完了直後 | 集合場所・時間・持ち物・当日の流れ・キャンセル規定 | 当日の質問と行き違いを減らす |
| 前日 | リマインド+天候と海況の見通し+持ち物の再確認 | 無断キャンセルと忘れ物を防ぐ |
| 体験の当日夜 | お礼+水中写真のお渡し | いちばん気持ちが高いタイミングで写真が届く |
| 3日後 | Cカード講習のご案内(費用・日数・スケジュール) | 熱が冷めないうちに次の提案 |
| 2週間後 | 実際に講習を受けた人の声・取得後にできること | 迷っている人の判断材料 |
| 認定の翌週 | 「はじめてのファンダイビング」限定のご案内 | 認定直後の離脱を止める |
| 認定の1か月後 | 近場のおすすめポイントとツアー日程 | 潜る習慣をつくる |
| 認定の3か月後 | ステップアップ講習(アドバンス)のご案内 | ランクアップで潜れる場所を広げる |
| 半年ごと | 器材の点検・オーバーホールのご案内 | 安全につながり、単価にもつながる |
| 潜っていない人へ | リフレッシュ講習のご案内 | ペーパーダイバー化を食い止める |
認定直後の3か月が、生涯続けるかどうかの分かれ目
Cカードを取った人がその後も潜り続けるかは、認定から最初の1本目までの期間でほぼ決まります。ここが3か月空くと、器材の使い方も耳抜きの感覚も忘れて、心理的なハードルが一気に上がります。
だからこそ、認定翌週の「はじめてのファンダイビング」の1通を自動で必ず送る。ここを人の記憶に頼らない仕組みにするだけで、翌年のリピーター数が変わります。
「最近潜っていない人」だけに送る
タグと配信の組み合わせでいちばん効くのが、しばらく来ていない人への声かけです。
- 最終参加から6か月経過した人 → リフレッシュ講習のご案内
- 最終参加から1年経過した人 → 「久しぶりに潜りませんか」+近場の日帰りツアー
- 器材を購入したが半年参加なしの人 → 点検のご案内から自然に再開へ
全員に同じ配信を送るより、この3本だけのほうが効きます。
タグの付け方の例
| タグ | 配信するとき |
|---|---|
| 体験ダイビングのみ | Cカード講習のご案内、体験リピートの割引 |
| OW(オープンウォーター)認定 | 初心者向けの近場ツアー、AOW講習の案内 |
| AOW以上 | ディープ・ナイト・遠征ツアーなど上位ポイントの募集 |
| 器材所有 | オーバーホール・買い替え・新製品の案内 |
| レンタル中心 | 器材購入の相談会、セット割の案内 |
| ドライスーツ経験あり | 冬季ツアーの募集 |
| 遠征希望 | 沖縄・海外ツアーの先行案内 |
| 最終参加から6か月以上 | リフレッシュ講習・復帰プランのご案内 |
安全に関わる情報の扱いだけは、人が見る
LINEで効率化できるのは、受付・連絡・告知の部分です。次のものは自動化の対象外にしてください。
- 病歴・持病・服薬に関する申告 → 必ずインストラクターが目視で確認し、必要に応じて医師の診断書を求める
- 参加同意書 → 事前にPDFで配布して読んでもらうのは有効だが、署名は当日に取る
- 当日の海況による最終判断 → 現場の判断が最優先。自動配信で「開催」を先に出さない
「集めて届けるまで」を自動化し、「判断」は人が持つ。この線引きをはっきりさせておけば、効率化と安全は両立します。
まとめ
ダイビングショップの本業は、安全に、楽しく潜ってもらうことです。問い合わせ返信や中止連絡の電話ラッシュに時間を取られるほど、その時間は削られます。
エルたすは、24時間予約・リマインダ・ステップ配信・自動応答・タグ配信をまとめて使えるLINE運用ツールです。月額6,980円(税抜)から、初期費用は0円。お客さまはログイン不要で予約できるので、「アプリを入れてください」とお願いする必要もありません。有料プランは14日間無料で試せて、フリープランはカード登録も不要です。ツアーの募集文はAIが下書きします。
まずは体験ダイビングの予約フォームとよくある質問の自動応答、そして認定直後の自動フォローの3つから。次のシーズンには、こちらから声をかけられるダイバーが何百人も増えているはずです。